<J1:名古屋2-0浦和>◇第2節◇15日◇埼玉

 名古屋FW玉田が、日本代表の岡田監督が見守るピッチを縦横に駆け抜けた。前半34分、左サイドで堀之内を抜き去って絶妙のクロス。後半21分にはヨンセンのスルーパスからDFの裏に飛び出して決定機をつくった。ゴールにこそ絡まなかったが、持ち前のスピードで勝利に貢献。「内容も結果も満足」と、スピードスターは胸を張った。

 念願の代表復帰だ。前日朗報を聞いたのは、名古屋の新幹線ホーム。「あんなに喜ぶとは思わなかった」とクラブ関係者が言うほどだった。この日も「代表に入るのはすごいこと。人も多いし」と、うれしそうに報道陣を見渡した。

 最後の代表戦となったW杯ドイツ大会のブラジル戦で先制ゴールを決めた。同大会で王国からゴールを奪ったのは、フランス代表のアンリと2人だけ。感触は今も左足にしっかり残る。04年アジア杯の対戦で2得点し「バーレーン男」としてW杯予選でのゴールが期待されるが、本人は「バーレーン男じゃないよ」と否定する。アジアだけでなく、世界を相手にもゴールを奪うという意気込みの表れだ。「名古屋の代表として頑張るよ」。2度目のW杯となる南アフリカ大会へ、玉田が再スタートを切る。