<J1:東京1-0大分>◇第9節◇29日◇味スタ
力いっぱい左足を振り抜いた。前半14分に得た右CKのチャンス。東京FW赤嶺は、狙っていた。DF佐原の折り返しがワンバウンドすると「思い切り蹴ると決めていた」と跳ね上がりをボレー。大分のU-23代表GK西川が1歩も動けない至近距離からの一撃が、決勝のゴールネットを揺らした。
21日から3日間の日本代表候補合宿に初招集された注目のFW。19日川崎F戦に続いて、この日も視察した岡田代表監督の「御前」で結果を出し、ナビスコ杯を含む今季J公式戦通算10試合6得点となった。後半26分にはFWカボレへの絶妙なスルーパスで得点機を演出。同監督も「活躍したね」と好印象を口にした。
赤嶺本人は代表定着について「あまり考えてませんね」とどこ吹く風。現在、3戦連続先発だが、チームの総合力アップを図る城福監督は現段階でメンバーを固定しない方針で「結果を出さないといつ外れるか分からない」と足元を見つめる。無心の1発が、東京を上位戦線に踏みとどまらせた。

