<SBS杯国際ユースサッカー:U19アルゼンチン4-0U18静岡県選抜>◇23日◇静岡・愛鷹多目的グラウンド

 昨年の覇者・U-18静岡県選抜が0-4でU-19アルゼンチン代表に敗れ、黒星スタートとなった。前半こそ素早いプレスで攻撃の芽を摘み0-0で折り返したが、疲れが見えた後半に4失点した。24日は、U-19豪州代表と対戦(午後0時55分、日本平)する。

 世界との力の差を痛感した。前半、静岡県選抜はWユース2連覇を狙う世界の強豪・アルゼンチン代表に対して速くて、強いプレスで攻撃の芽を摘んだ。リズムに乗り、MF長崎健人(静岡学園3年)を中心にサイドからの攻撃を仕掛け、何度も相手ゴールを脅かした。「このまま行けば、勝てる」(杉山秀幸監督=35)。ハーフタイムには、攻撃面だけの指示を送った。

 しかし後半は、目覚めた南米の雄たちの個人技に圧倒された。後半6分、右クロスを受けたFWネイラに、ワントラップでDF3人が抜き去られ豪快なゴールを決められた。守備の要DF加藤充(磐田ユース)は「実力の違いを見せつけられて、世界の壁を感じた」とうなだれ、今夏の全国総体に出場したFW広瀬勇人(東海大翔洋2年)も「すべての面でレベルが違った」とうつむいた。

 昨年の覇者として、静岡代表として、何とか一矢報いたかった。だが、対戦相手はいずれも12年のロンドン五輪を目指す学年が1つ上の世代。加えて王国から選抜された精鋭とはいえ、練習がわずか3回だけでは連係面でも調整不足だった。「完全に力負けだった」と杉山監督。それでも指揮官は、「挑戦者であることには変わりはないが、勝つことを目指して闘う」と、前を向いた。【鶴智雄】