日本代表MF遠藤保仁(29=G大阪)の「コロコロPK」が“世界の技”として認められた。ゲームソフト会社コナミの人気ゲーム「ウイニングイレブン」の最新作「PLAYMAKER

 2009」に、遠藤が得意とするコロコロとボールを転がすPKが“技”として盛り込まれた。国内では5月14日に発売され、海外では今年3月末に先行発売された。日本人選手のオリジナル技が入ったのは初めてで、元フランス代表MFジダン氏の「マルセイユルーレット」などと肩を並べたことになる。

 きっかけは遠藤自らのリクエストだった。昨年初めに雑誌の企画で遊んだ際、「次はコロコロをお願いします」と冗談めかして言ったという。それを受けて開発担当者が、プレー映像を何度も確認し開発した。日本版では「コロコロキック」、海外版では「ローリングペナルティー(キック)」の名称で、関係者は「コロコロに該当する英語がないため、近いイメージでローリング(転がる)にした」と説明。遠藤は「自分の特徴が取り入れられてうれしい。みんなが好きなゲームだし、僕もやる機会が楽しみ」と喜んでいる。

 商品のイメージキャラクターを務めるのは欧州チャンピオンズリーグを制覇したバルセロナのFWメッシ。日本がW杯本戦出場を決めれば、メッシを筆頭に各国の選手が「ウイイレ」で遠藤の研究を始めるかもしれない?【村上幸将】