【マナマ(バーレーン)11日=阿部健吾】“特例”快適シートでアウェー攻略。12年ロンドン五輪出場を目指すU-22(22歳以下)日本代表が、6月の同五輪2次予選で、特別にビジネスクラスでの航空移動することになった。協会幹部が「その方向で検討しています」と明かした。中東遠征中のチームは、今日12日のU-22バーレーン代表戦を控え、この日は会場のバーレーン国立競技場で公式練習を行った。

 ロンドンに向けて経費は惜しまない。04年アテネ五輪、08年北京五輪とも、2次予選まではエコノミークラスでの移動が通例だった。ビジネスは最終予選のみ。だが、今回の予選方式では、2次予選がホームアンドアウェーの一発勝負。相手次第では、長時間のフライトを強いられる。エコノミーに比べ、航空運賃は倍以上かかるが、広めの快適な座席などの設備は貴重。少しでも疲労を軽減させて敵地での戦いに臨ませる。

 今回の中東遠征では、成田からバーレーンまで計16時間以上のフライト、同地からクウェートまでの往復便とも、選手はエコノミーに着席。6月の予選を考えて同条件を経験させる狙いだったが、9日のクウェート戦では0-3と完敗。移動疲れを口にする選手はいなかったが、本番に向けてマイナス要素は除きたい。

 サウジアラビア戦がドタキャンされ、急きょ組んだクウェート戦は攻守ともに精彩を欠いての惨敗。それでも、中東まで遠征したかいはある。長距離移動でのアウェー戦を経験しただけに、選手にとっては協会がビジネスクラスの移動を用意すれば、大きな発奮材料になる。