日本代表DF長友佑都(26=インテルミラノ)の危機感は、ブルガリア戦から一夜明け、薄まるどころか「募る一方」だった。「自分にも、チームにも失望した。勝つことに貪欲になりたい。内容も求めていきたいが、日の丸を背負っている以上は、勝たなければ。恥ずかしかったし、情けなかった」。31日の練習を終え、スタジアムから帰るバスの中でもうつむいた。

 イタリアでテレビを見て感じた、3月ヨルダン戦の歯がゆさ。ベンチ、そしてピッチで痛感したブルガリア戦のふがいなさ。ザックジャパン初の連敗に、自らカツを入れた。「負けている状況で後ろへボールを回すのは世界では考えられないこと。ミスをしてもいいから、縦パスを入れて前へ進む勇気が必要だと思う」。リードを許す状況で、攻める姿勢が欠如していたことに言及した。前夜はあまり眠れず、香川とも今後のビジョンについて話し合ったという。

 「このままだと手遅れになりそう。考え直さなければ。このままコンフェデ杯を戦うと全敗する」。説いたのは、自らも含めたチーム全員の意識改革の必要性。沈滞ムードを排除し、自ら先頭に立って立て直す気構えだ。【高橋悟史】