【ドーハ8日】ザックジャパンの「SKH24」がイラク戦で飛躍を遂げる!
日本代表はW杯アジア最終予選イラク戦(11日、アルアラビ・スタジアム)に向けて調整練習を行った。日本ではAKB総選挙が盛り上がりを見せたが、ドーハでは、イラク戦が控え組の「下克上」の場となる。アルベルト・ザッケローニ監督(60)はメンバー入れ替えの方針を明確には示していないが「消化試合」のため控え組が先発する可能性は大。コンフェデ杯、そしてW杯本大会に向け、定位置確保の布石にする。
俺も定位置を取りたい-。強い思いを抱く男たちが、イラク戦を浮上への布石にする。この日、日本で最も熱かったであろう横浜市・日産スタジアムのAKB総選挙と同様に、灼熱のドーハの地で日本代表戦士も激しく戦う。W杯本大会を目指して。
ザックジャパンは故障者や出場停止が出ない限り、公式戦では先発をほぼ固定してきた。ただ、不動の左サイドバック長友が「僕も含め、みんなが成長しないと夢はかなわない」と話すように、控え組の底上げは必要不可欠。イラク戦はW杯出場決定後の「消化試合」。直後にコンフェデ杯開幕ブラジル戦(15日、ブラジリア)があるため、主力組は温存の可能性がある。
長友を追う背番号「3」のDF酒井高(S)にもチャンスが訪れるかもしれない。長友不在の3月26日のW杯アジア最終予選ヨルダン戦は先発出場しながら自身のミスから失点を招いた。「必要なのは自分でチャンスを勝ち取ること。ヨルダン戦はすごく悔しかったから」とリベンジを誓う。
若きアタッカー、背番号「8」のFW清武(K)も出場機会をうかがう。実力に疑いの余地はないが、本田、香川、岡崎という不動の存在がおり、先発の座を確保できていない。7日の練習では本田、香川が大事を取って別メニュー。「W杯出場決定の余韻はあったけど、もう気持ちは切り替わった。チャレンジしていきたい」と意気込んだ。
主将のMF長谷部が出場停止のため、背番号「13」のボランチ細貝(H)は先発濃厚。「どうなるか分からないけど、しっかり準備する。最初からプレーできればやりやすい」と静かに闘志を燃やしていた。
「SKH24(3+8+13)」を中心に、多くのメンバーが勝利とアピールを狙うイラク戦。その先には、世界と激突するコンフェデ杯もある。全ての道はブラジルへと通じている。【菅家大輔】

