鹿島は挑発を受け流す。9日のACL北京国安戦(ホーム)を控えた7日、選手は冷静なプレーを心掛けることを誓った。MF青木は「代表の試合を見る限りは、中国の選手は激しい。でもカードをもらわないように注意する。挑発に乗るのが一番よくない」と肝に銘じた。

 中国には荒いプレースタイルの選手が多く、特に北京国安は日本代表と乱戦となった2月の東アジア選手権の先発メンバー2人を擁している。その試合に先発したFW田代も「何度も削られた記憶がある」と苦い思い出を振り返った。

 だが無用な挑発に乗り、警告を受けたら自分にはね返る。ACLでは、警告累積2枚で出場停止。3月30日の横浜戦で警告4枚、2日の新潟戦でMF本山が退場となり、オリベイラ監督も5日の千葉戦を前に「無駄なイエローはなくそう」と注意喚起した。自制心を働かせることが勝利へのカギになる。