【クウェート市17日=栗田成芳】ACL連覇を目指す浦和が、同準決勝進出へ苦戦必至となった。準々決勝で対戦するアルカディシア(クウェート)が、埼玉スタジアムでの第2戦(24日)に備えて異例の5日前に来日することが17日、明らかになった。クウェート入りしている浦和にクラブ側が通達してきたという。第1戦翌日の18日にクウェートを出発し、19日に来日する。

 ACLの規定ではホームチームの費用負担義務は試合2日前から。ほとんどのチームが、これに合わせて現地入りする。しかし、アルカディシアは同国協会に相談して19日に予定されたカップ戦の延期。推定500万円近い経費を払い、5日も前に来日する。万全の環境で浦和との第2戦に集中。6時間の時差と気候、さらに中東よりもかたい日本のピッチに順応する。

 アルカディシア関係者は「浦和の実力は本物。我々も万全の準備をして臨まないといけないからね」と理由を明かした。クウェート入り後に聞かされた浦和関係者は「中東のチームは日程変更をしてくるが、それにしても直前の申し出だった」と戸惑いを隠せなかった。練習場確保の依頼を受け、レッズランドの使用も検討中だ。

 平日開催にもかかわらず、ホーム戦チケットはすでに4万枚以上売れている。ホームの利を生かす浦和優位は動かないが、国内の日程を変更してまでこの試合にかけるアルカディシアの勝利への執着には警戒が必要だ。