鹿島がアウェーでFCソウル(韓国)と対戦し、完封負けした。開幕2連敗でグループ最下位になった。

 前半の好機を生かせなかった。11分、DF山本の左クロスにファーサイドのMF遠藤が左足で合わせたが、右ポストに嫌われた。その1分後、遠藤のスルーパスを受けたMF柴崎がGKと1対1になったが、右足のシュートがGK正面に飛んだ。後半15分には柴崎のパスで抜けたMFカイオが右足で打ったが、相手の元韓国代表GKキム・ヨンデの左指先に阻まれた。

 チャンスを逃し続けていると、決勝点を奪われた。後半21分、MFモリーナの左FKをDFキム・ミンヒョクに頭で流される。これがDF昌子の左足に当たって相手に渡り、DFキム・ジンギュに右足を振り抜かれた。この1点が重くのしかかり、ノーゴールのまま試合終了の笛が鳴った。

 トニーニョ・セレーゾ監督(59)は「選手は頑張ってくれたが決定機を決め切れなかった。帰って敗戦を振り返り、次の試合に向けて準備したい」。18日のアウェー広州恒大戦に向けて切り替えるしかない。