海外移籍の去就に注目が集まる東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)が、2得点を決めて甲府を下した。前半41分に、同代表DF森重真人(27)の右クロスを左足で合わせ先制点を決めると、1-1の後半ロスタイムにゴール前混戦から左足で詰めて決勝点を挙げた。

 イングランドの名門チェルシーやドイツのマインツから正式オファーを受け、複数クラブから打診がある。試合後、テレビ取材で去就について問われた武藤は「もちろん考えてはいるけど、まだ何かが決まった訳ではない。東京に残ることもあるので、これから決めていきたい」と、白紙を強調した。