鹿島が、最下位の清水から勝ち点3を取り損ねた。

 第1ステージ開幕戦で完敗(1-3)した借りを返すべく計20本のシュートを放ったが、ゴールを割れない。

 後半途中には大ミスを連発。24分、右CKをファーサイドから折り返してGKをつり出し、MF土居聖真(23)が頭から飛び込んだが空振り。無人のゴールに押し込めなかった。

 さらに26分、主将のMF小笠原満男(36)がまさかのPK失敗だ。右足でゴール右を狙ったが、GK杉山力裕(28)に読まれた上にコースが甘く、完璧にセーブされた。

 前節新潟戦は後半ロスタイムに2得点して大逆転勝ち(3-2)したが、この日はロスタイム4分に大きなチャンスはなし。日本代表候補MF遠藤康(27)は「いい形で攻められたし、チャンスも多かった。それだけに最後のところの精度を上げていかないと」と反省した。