ホームの磐田が京都と引き分けた。前半2分、FWジェイ(33)が右足で先制ゴールを奪取。さらに後半9分、同34分と得点を重ねて来日後初のハットトリックを達成した。今季14得点で、得点ランキングでも首位に立った。ところがチームは守備のミスから失点を重ねて同点に追いつかれる展開となり、勝ち越すことができなかった。2位はキープしたものの、3位東京Vが勝ち点2差に迫ってきており、手痛いドローとなった。
ジェイは自らのお面をつけて、先制点の喜びを表した。前半2分、右CKのこぼれ球からDF駒野友一(34)のクロスは、ゴール前のジェイの元へ。胸トラップから利き足の左足でシュートを打とうとするが、体勢が崩れて空振り。しかし右足でとらえ、ネットを揺らした。そのままゴール裏へ駆けだすと、来場者先着1万人に配られたジェイのお面をサポーターから借りて顔につけた。「ここまで、チームメートのおかげでとてもいいシーズンを送れている。勝ち点3をとってみんなで祝いたい」と話していた通り、「ジェイの日」らしく活躍した。
来日から約半年が過ぎ、仲間の信頼を勝ち取りつつある。試合中は「行こう、行こう!」と日本語でチームメートを鼓舞。高身長を生かしたプレーだけでなく、細かい足元の技術は母国の英国メディアにも取り上げられるほどだ。
1-1で迎えた後半9分、ジェイはMF上田康太(29)のクロスを頭でそらし、技ありのゴールで追加点を奪った。その後、チームは再び失点。同34分、MF太田吉彰(32)のクロスを相手DFがペナルティーエリア内でハンドし、PKを獲得。またもジェイがPKを確実に決め、来日後初のハットトリック達成。得点ランクも首位に立った。
しかしチームは守備のミスから失点し、ジェイの3得点を守りきれなかった。3位東京Vとの勝ち点差も縮まってしまった。J1復帰へ、磐田は厳しい道のりが続く。【保坂恭子】



