J2磐田のDF木下高彰(22)が“屈辱”をエネルギーにセンターバックの座を確保する。19日に磐田市内のグラウンドで開かれた拓大との練習試合(45分×2本)にフル出場。ところが格下相手に2-3で逆転負けを喫した。センターバックで先発し、前半5分にはCKからMF田中裕人(25)のクロスを頭で押し込んで先制点を奪取。前半は守備の連動もあり、最後は体を張って失点を防ぎ1-0で折り返した。しかし後半はチャンスで追加点を奪えず、運動量が落ち始めた同27分、37分、41分と立て続けに3失点を許した。
試合後、木下ら出場した選手は罰走した。ピッチの周囲をダッシュで5周。約1・6キロを走った。木下はフル出場した疲労もみせず、先頭で走って反省の態度を示した。「勝ちきれなくて、ムカついていたストレスをピッチで出した。大学生に負けるなんて、プロとしてあってはいけない」と猛省する気持ちを強い口調で吐露した。
守備の要であるDF伊野波雅彦(29)が、負傷で約1カ月間の離脱になる見込み。控え組にとって、練習での紅白戦や練習試合が名波浩監督(42)へのアピールの場になる。プレー次第で、公式戦での起用につながる。今回は拓大に逆転負けしたことで存在感を示せなかったものの、木下は「チャンスだと思う。90分通して、耐えきれるようにするのが課題。安定して守れるようにしたい」とアピールを続ける。【保坂恭子】



