G大阪が誇る日本代表守備陣が連続完封勝利を飾った。ホーム湘南戦は、W杯アジア2次予選の日本代表に選ばれたGK東口順昭(29)DF丹羽大輝(29)米倉恒貴(27)の3人が中心となり、リーグ2戦連続無失点に抑え、勝利した。第2ステージ初の2連勝で5位に浮上。代表は今日31日から始動し、リーグ戦はW杯予選をはさみ、9月11日から再開される。

 蒸し暑さが残る万博に、熱さを持った最後のとりでたちが立ちはだかった。G大阪は前半9分、MF倉田の今季初ゴールで先制。しかし、逆転を狙う湘南は13本のシュートで襲いかかってきた。後半35分、湘南遠藤の強烈なミドルシュートを東口が好セーブ。「あそこではじくのと、はじかないので展開が変わってくる」と確実に受け止めた。

 右サイドバックの米倉はサイドを駆け上がり好機を演出。「点を狙いにいっていた」。今月の国内組で臨んだ東アジア杯で初招集され、いきなりアシストを記録。今回W杯2次予選の代表発表の際も、日本代表ハリルホジッチ監督から「デュエル(球際)のところが強かった」と認められた。センターバック丹羽は「体を張ってやれることはやれるようになった」。

 日本代表の誇りにかけて無失点がノルマだった。16日東京戦に敗れた後のこと。長谷川監督は米倉1人を呼び出し“カミナリ”を落とした。東京戦では終盤、全体的に足が止まり、勝ち越し点を献上した。あえて優等生の米倉だけを怒ることで、全員の気合を入れ直す作戦だった。米倉は「あまり内容は言えないけれども、気持ちは引き締まりました」。そこからリーグ戦2試合連続完封勝利。10試合失点を続けていたが、自信を取り戻した代表守備陣を軸に立て直した。

 これでG大阪は第2ステージ5位に浮上。2連勝で年間順位も4位につけ、同3位東京とは3差の射程圏内に詰め寄った。代表勢の成長とともに、G大阪に逆襲の9月がやってくる。【小杉舞】