山形は3ボランチ布陣で広島の縦パスを封じると、攻撃でも主導権を握った。前半35分にはドリブルで粘ったMFロメロ・フランクが、前方を走るFWディエゴにパス。ディエゴが迫るDFを押さえ込んで、シュートを流し込み先制した。

 広島は同39分、MFミキッチの右からのクロス性のシュートが、そのままゴールネットを揺らして同点に追いついた。

 後半も山形が序盤からチャンスを何度も迎えたが、勝ち越したのは広島。同15分、MFドウグラスが自らのシュートの跳ね返りを拾い、左足で決めた。

 山形は同32分、クロスに飛び込んだFW中島が相手に倒され、PKを獲得。しかしディエゴのキックは広島GK林にセーブされた。さらに直後のCKからカウンター攻撃を受け、約70メートルをひとりドリブルで駆け上がった途中出場のFW浅野に、左足シュートを流し込まれた。