横浜の現役大学生FW富樫敬真(けいまん、22)が、J1デビュー戦で決勝点を決めた。東京戦の後半43分、MF中村の左クロスに相手センターバック2人の間を抜け、頭で押し込んだ。後半28分から途中出場してわずか15分で、最高の結果を残した。特別指定選手のJ1デビュー戦ゴールは3人目。「ふわふわしている感じ」と初々しく話した。
横浜ジュニアユース育ちで、横浜と業務提携を結ぶ関東学院大に通う現役大学生。練習参加がきっかけで、8月に特別指定選手として登録された。潜在能力を見抜いたエリク・モンバエルツ監督(60)から「(元スペイン代表の)ビジャの動画を見ろ」とアドバイスを受けた。持ち味とする裏を取る動きに磨きをかけ、デビュー戦にも物おじしなかった。同監督は「正直に言うと、私が彼のこと目に留めた。本物のFWを発見することが出来た」と絶賛した。
米国人の母を持ち、両親が新婚旅行で訪れたカリブ海に浮かぶ英国領ケイマン諸島が名前の由来だ。東京でブレークしたマインツFW武藤をほうふつさせる、現役大学生のイケメン。Jのピッチに新たな「シンデレラボーイ」が飛びだした。【青木沙耶香】
◆富樫敬真(とがし・けいまん)1993年8月10日生まれ。米ニューヨーク州出身。神奈川・駒林SC-横浜ジュニアユース-日大高-関東学院大(4年、在学中)。8月5日にJリーグ特別指定選手に承認され、横浜に加入。178センチ、73キロ。



