仙台はホームで湘南と対戦し引き分けた。前半25分にFWハモン・ロペス(25)がPKを決め、先制。しかし後半2分にセットプレーから失点し、前節名古屋戦に続く白星を逃した。

 ホームで勝ちきれず後味の悪い試合になった。前半は相手監督に「7人対11人くらいに感じた」と言わせるほど、ダブルボランチのMF梁、富田を中心に抑え込み、得点も得て良い流れをつかんだ。だが後半は相手に押し込まれる時間が続き、ドローに持ち込まれた。

 エースFWウイルソンを投入するなど終盤にかけ「少しは巻き返せた」と渡辺監督。だがDF鎌田は「(後半は)対応できなかった。全体的に言えば、もったいない試合」と険しい表情だ。放ったシュートも相手より4本少ない計6本。サイドハーフに高い守備のタスクを持たせていたということはあってもMF4人はシュート0。富田は「目の前の試合に向け切り替えるしかない」と話す。次節東北ダービーは、より一層負けられない厳しい戦いになる。【成田光季】