山形MF宮阪政樹(26)が、松本から2年続けて獲得オファーを受けていることが19日、分かった。1年でのJ1復帰を狙う山形にとって、昇格を争う松本への流出となると大きな痛手となる。既に山形側は来季契約延長の提示を行っている。他にもJ1クラブからオファーを受ける可能性もあり、去就が注目される。

 宮阪は、東京U-18、明大を経て12年に山形へ加入。169センチ68キロと小柄ながら、正確なキックが持ち味。昨季はJ2全42試合で8得点中5点を直接FKで決めた。だが今季はアルセウ(31)の加入で出場機会が激減。初めて経験するJ1では17試合1得点。9月12日のリーグ広島戦以来の先発となった14日の天皇杯鳥栖戦では、CKから得点をアシスト。存在感を示していただけに、生え抜きボランチの流出は避けたい。