山形DF西河翔吾(32)が、J2横浜FCから獲得オファーを受けていることが20日、分かった。既に山形側は来季契約延長の提示を行っている模様だ。今季、守備の要としてリーグ27試合に先発したセンターバック(CB)。182センチの長身を生かした打点の高いヘディングからセットプレーで2得点を決めるなど、攻守にわたって存在感を発揮した。

 西河は広島・沼田高、広島修道大を経て、04年に広島へ入団。09年のシーズン途中、広島から期限付きで山形に移籍し、クラブ初のJ1残留に貢献した。翌10年から完全移籍し、14年にはJ1昇格も経験した。J1通算90試合4得点、J2通算158試合8得点。入団7年目のチームの顔で、10年のファン感謝祭の「男前ダービー」で優勝したイケメンだ。

 今季は第1ステージ第2節から16試合連続で先発した。第2ステージでも11試合に先発したが、累積警告で出場停止だった10月3日の湘南戦以降の3試合では定位置を失っていた。西河の流出となると、1年でのJ1復帰を狙う山形にとって、大きな痛手となる。