山形はG大阪に惨敗し、年間最下位に沈んだ。試合後、石井肇テクニカルダイレクター(56)が今季を振り返った。「プレーオフからの編成は難しかった。12月中旬まで引っ張られた。予算、移籍候補の選択肢、難しい状態だった」。課題だった前線の補強が進まなかった一因を明かした。

 予想された得点力不足を解消できず、リーグワーストの24得点に終わった。「最後の質のところで、どっちつかずのゲームをとれなかった」。1年でのJ1復帰を狙う来季に向けて「監督が変わっていないということはベースは変わらない」と石崎プレスサッカーを維持しつつ、「J2で戦えて、J1にチャレンジするという意味では少し変えないと」と話した。