浦和が変則の販売日程に負けず、大一番でのホーム戦入場券完売を目指す。28日のJリーグチャンピオンシップ準決勝、G大阪戦の前売り券が26日午前10時に販売開始。売れ行きは同午後5時の時点で4万1500枚に達した。

 広島との決勝戦へのキップを懸けた、宿敵との一発勝負。最も集客が期待できる一戦だが、販売には大きなハンディがある。Jリーグ側が設けたルールで、販売開始を試合2日前のこの日まで待たなければならなかった。

 Jリーグチャンピオンシップは、最大5チームが出場する可能性があった。4、5チームでの戦いの場合、トーナメント1回戦は25日の予定だった。そのため、準決勝のチケット販売開始は、26日と定められていた。結局3チームでのトーナメントになり、25日の1回戦は消えても、準決勝の販売開始日は変更することができなかった。

 それでも大一番を現地で見届けたいという両クラブのサポーターが殺到し、わずか7時間で4万枚超を売り上げた。

 昨年もリーグ終盤の第32節に首位浦和、2位G大阪という状況で、同じ埼玉スタジアムで直接対決があった。勝てば年間優勝決定の浦和が0-2で敗れ、結局G大阪に逆転優勝を許す契機となった。因縁の一戦は、スタンドも埋まる最高の雰囲気の中で行われることになりそうだ。