鹿島伝統の10番をMF柴崎岳(23)が受け継いだ。鹿島は12日、カシマスタジアムで新体制を発表。初練習後、柴崎は「番号にこだわりはないと言っていたけど、いざこうなると身が引き締まる思い。責任も感じるし、クラブからの愛情も感じる。また違った気持ちでやれる」と、Jリーグ開幕時のジーコから始まり、昨季限りで退団した本山まで受け継がれてきた伝統の重みを語った。

 また、発表された今季のメンバーにFW金崎の名前はなく退団の可能性が高まった。昨季はポルトガル2部ポルティモネンセから期限付き移籍し10日に鹿島との契約が切れた。完全移籍の話を進めたが金崎は欧州志向が強く、クラブ幹部は「(期限は)1月31日まであるけど可能性低いと思う」と話した。J2東京VからU-23日本代表MF三竿を獲得するなど現時点では31人のメンバーで、7年ぶりのリーグ王者を目指す。