神戸MF小川慶治朗(23)が鮮やか復活弾で阪神ダービー勝利へと導いた。J1のG大阪戦はホームで7年ぶり、アウェーを含めても4年ぶりの勝利。小川が前半36分、左足で先制点を決めて主導権を握った。

 「緊張した。(体の向きからは)左足しか打てなくて、しかもどフリーで。信じてゴール前に入っていった。うまく捉えられた」

 昨年5月2日鳥栖戦以来のゴールだった。昨季は19試合4得点。好調の最中、右足首痛で長期離脱をしいられ、5日新潟戦で8カ月ぶりの復帰を果たしたばかりだった。「(サポーターに)ゴールを見せたかった」。離脱中は股関節を鍛え、レベルアップを図った。この日も途中交代したが、両軍トップのスプリント(時速24キロ以上のダッシュ)回数37回を誇り、豊富な運動量で貢献。ネルシーニョ監督からも「大事な働きをしてくれる」と評された。

 意地があった。相手の日本代表FW宇佐美とは同い年で負けたくなかった。「(宇佐美に)やられてきたんで意識はあった。でもチームとして勝つことが大事。自分のゴールで勝てて良かった」。大きな自信を手にした神戸ユース育ちの23歳が、2勝2敗とした神戸を快勝ロードへと導く。