G大阪FW宇佐美貴史(23)が敗戦の責任を受け止めた。神戸との阪神ダービーは1-2の完敗。0-2の後半39分、左CKを蹴った宇佐美がDF金の得点をアシスト。公式戦3試合連続となる通算4アシスト目だ。エースによるセットプレーは絶好調の一方で、期待される得点は2月20日の富士ゼロックス・スーパー杯で記録して以降、公式戦7戦連続不発。J1では開幕4試合でまだ第1号が出ない。

 「流れの中で点を取らないと。自分自身が(点を)作って、こういう試合でも勝たせていかないといけない。(点を取れず)責任を背負いながらやっている」

 昨季までMF遠藤が不動の役を担ったセットプレーのキッカーを、今季から務めることが増えた。キッカー変更の理由を長谷川監督は「ヤット(遠藤)が中にいると、中の動きや相手の守備をうまく操縦してくれる。あと貴史のキックの精度もいい」と説明。今季公式戦で挙げた全7得点のうち4点が、宇佐美のセットプレーから。宇佐美自身も「手応えはある」。だがキッカーを務めることで、必然的にゴール前に顔を出す機会が減り、得点量産の波に乗れない。

 J1で3連勝を逃したG大阪はDF丹羽やオ・ジェソクら故障者も続出しており、公式戦は2連敗。ACLを含めたタイトル獲得へ前途は多難だ。指揮官は「言い訳にしたくないが(ACLから中3日で)疲れている中で最後の1歩が出なかった」。得点もアシストも求められる宇佐美は「相手のエネルギーを大差ではねのける力が必要」と反撃を誓った。【小杉舞】