鹿島DF植田直通(21)が19日、茨城・鹿嶋市内で練習後、あらためて被災地への思いを語った。

 17日の練習後から1泊2日の強行日程で、MF小笠原満男(37)らと熊本県内の避難所を訪問していた。水や食料など支援物資も届けた。「個人的に行ったことなので…」と詳細な説明は避けたが、「僕にできることは何でもやりたいという思いで行きました」。実際に被災地の現状を目の当たりにして「ひどいところは本当にひどい。場所によっては物資が届いていないところもある。まだまだ(復興に)時間がかかりそう」と神妙な表情だった。

 市役所が半壊した同県・宇土市出身。同市内に実家がある家族とも対面したという。「これからが(熊本は)本当にきついと思う。僕ができることはサポートしたい。これから募金だったり、鹿島でやるかもしれない。そういう時は少しでも力を貸して欲しい」と訴えた。