柏が公式戦4連勝だ! 後半20分に投入されたMF武富孝介(25)がロスタイムに劇的なゴールを決め、川崎Fに2-1で勝利した。

 リーグ戦では開幕5戦勝ちなしとつまずいたが、最近は2連勝。ナビスコ杯も2連勝で、B組2位に浮上した。

 後半ロスタイムも4分に突入し、引き分けかと思われた時だった。左サイドからMF茨田陽生(24)がクロス。GKとDFに間に飛んだボールを武富が頭で押し込んだ。

 武富は「いいところにこぼれてくれた。頭で合わせるだけだった。勝ちにつなげることができてうれしい」と充実感たっぷりだった。

 前半39分、ディエゴ・オリベイラ(25)のゴールで先制するも、後半27分追いつかれた。嫌な展開だったが、最後に試合を決めた。

 後半ロスタイムの勝ち越し劇で、柏は公式戦4連勝。シーズン序盤は、試合終了間際に追いつかれるなど、接戦を勝ちきれていなかったが、勝負強さが出てきた。下平隆宏監督(44)は「1つ勝ってから選手たちは自信を持ってプレーしている」と話した。スタートダッシュには失敗したが、巻き返しの気配が漂ってきた。