鹿島が、敵地で痛い引き分けに終わった。出場停止明けの日本代表FW金崎夢生(27)が大宮の人数をかけたマークに遭う中、MF遠藤康(28)を中心に攻めた。両軍最多5本のシュートを放ったが、前半27分と36分の左足がGK正面に飛ぶなど不発。2試合連続の無得点に終わり「後ろが頑張って守ってくれたのに、前の選手が点を取れなかった」と反省した。

 守備陣は相手シュートを前半19分までの2本に抑えた。後半は1本も打たせない完璧な内容だったが、日本代表DF昌子源(23)は「ゼロに抑えたけど最低限の結果。(首位)浦和を勝ち点3差のまま追ってプレッシャーをかけたかったけど、5差に広げられたのは残念」と悔しがった。

 次節は4日のホーム新潟戦。U-23(23歳以下)日本代表DF植田直通(21)は「もう1つの負けも許されないし、勝ち点を落とすこともできない」と勝利に向けて切り替えた。