3位鹿島が手痛いスコアレスドローに終わり、首位浦和との勝ち点差が5に広がった。大宮のシュートを前半19分までの2本に抑えたが、攻撃陣が15本のシュートを決め切れない。前半23分に左CKからDF植田がネットを揺らしたが、ファウルで無効。後半ロスタイムにFW鈴木が狙ったダイビングヘッドも枠を外れた。圧倒しながらの2試合連続無得点に、両軍最多5本を放ったMF遠藤は「内容が良くても勝ち点3を取らないと」と悔しがった。

 U-23代表候補のDF伊東が今季初出場初先発。後半、1本もシュートを許さなかった守りは安定していたが、攻め上がった時のプレーの質に課題を残し「今日は守備が最優先と思っていた。クロスの精度の低さなどは反省しないといけない」と笑顔はない。

 首位浦和とは勝ち点5差に開き、DF昌子は「勝ち点3差で重圧をかけたかった。早く次の試合が来てほしい」。4日新潟戦へ切り替えるしかない心境だった。