アウェーの広島が先制した。

 前半18分、ピッチ中央付近からつなぎ、得点王を争うFWピーター・ウタカ(32)が左足で11得点目を奪った。波に乗ると、堅守カウンターから同31分にMF宮吉拓実(23)、同36分にMF柴崎晃誠(31)が加点。福岡は5バックが機能せず前半から守備が崩壊した。

 後半から福岡はMFダニルソン(29)、FW平井将生(28)を投入しアクセントにした。だが主導権を握り続ける広島が同9分、ウタカのアシストにより宮吉が2点目を決めた。福岡は2連敗、広島は3戦ぶりの6勝目を挙げた。