新潟は2-4で福岡に敗れ、1次リーグBグループ6位が決定。2年連続の決勝トーナメント進出はならなかった。

 1次リーグ敗退の中、明るい材料はFW鈴木武蔵(22)の復帰だった。1-4の後半26分、FW山崎亮平(27)に代わって出場。37分、左CKからのボールをヘディングで決めた。これが今季公式戦初出場で初ゴールだ。

 「相手守備の裏を突いたり、特徴を生かしてやるのがベストだと思った」。この直後もMFレオ・シルバ(30)の縦パスからシュートに持ち込むなど、積極的にゴールを狙った。19分間の出場時間の中で3本のシュートを放って1得点と、持ち味を出した。

 U-23日本代表の攻撃の要として、リオ五輪出場権獲得に貢献した。だが、開幕前に左大腿(だいたい)四頭筋肉離れで全治3カ月。ようやく完治し、福岡戦に向けてコンディションを整えていた。

 新潟はリーグ戦でも9試合未勝利中で15位と苦戦。そんな中、鈴木の復帰は大きい。それは新潟だけでなく、U-23日本代表にとっても朗報になった。