G大阪MF遠藤保仁(36)が8日、大阪・吹田市内でホーム仙台戦(9日、吹田S)に向けて非公開練習に臨んだ。

 前節鹿島戦は3-1で快勝。エースFW宇佐美が抜けた穴を感じさせなかった。「貴史(宇佐美)がいた時の戦い方と比べる必要はない。新たないい形を出したい。鹿島戦の戦い方も悪くなかった。自信も深まるし、楽しいし勝てるというサッカーをやっていきたい」と意気込んだ。

 第2ステージで優勝すればチャンピオンシップに出場できる。長谷川監督は「外国人2人がキーマン」と挙げる。FWアデミウソンとFWパトリックのブラジル人コンビ。G大阪の「心臓」とも言われる遠藤は、より助っ人を生かそうとピッチ上で直接2人とポルトガル語でやりとりをしている。

 「プロ入ってから毎年のようにブラジル人と仕事しているので、だんだんと覚えました。ピッチ上では(ポルトガル語は)問題ない。彼ら日本語しゃべれないですからね。簡単なことですけど、ダイレクトに伝わる方がいい」と説明。その甲斐もあり「(アデミウソンと)いいコンビネーションは築けている」と手応えを感じていた。

 第1ステージは6位に終わった。それでも、攻撃陣は2戦連続3得点中。遠藤とブラジル人の融合で、第2ステージ開幕2連勝を目指す。