東京が今オフの国内移籍市場の目玉、川崎FのFW大久保嘉人(34)を獲得したことが、分かった。推定で2年契約。近日中に正式発表される。大久保と川崎Fは今季で契約が満了のため、移籍金がかからず獲得できるため、東京が1番手で正式オファーしていた。

 大久保はJ1通算得点記録(171点)を持つ国内屈指のストライカー。13年から3年連続得点王に輝き、34歳になった今季も15ゴールを奪うなど、その得点力に衰えは見られない。東京は今季のチーム得点数は39点で10位。大久保の加入で課題の得点力不足解消にメドがつきそうだ。

 大久保はこの日、最終節のホームG大阪戦に先発出場。フル出場でシュート6本を放つも無得点だった。試合も2点リードを後半にひっくり返され、年間勝ち点2位に終わり「前を向く力がない」と厳しい言葉で今季のリーグ戦を締めくくっていた。