J2岡山FW豊川雄太(22)が1日、昇格プレーオフ(PO)決勝C大阪戦(4日、金鳥スタ)で1年の集大成を見せることを誓った。

 この日は岡山市内で約1時間半汗を流した。6位岡山の攻撃のキーマン豊川は、4位C大阪相手に「今までやってきたことをやるだけ。思う存分出したい。点を取るイメージはある。周りはセレッソが上だと思っているし、その評価を変えたい」と、下克上に燃えた。

 今季、鹿島から期限付き移籍で加入。負傷やU-23(23歳以下)日本代表で不在だった期間を除いて38試合に出場し、10得点挙げた。豊川は「発見や課題が見つかった1年だった」。特に「試合に出続けたのは大きなこと。自分の特長を出せばしっかりチャンスを作れると分かった」と、成長を実感した。

 規定により、引き分けではリーグ戦上位のC大阪の昇格が決まってしまう。岡山には勝利しかない。22歳FWは「(C大阪戦は)内容が悪くても勝つことが大事。勝つことだけを意識したい」と力強かった。