鹿島の新選手会長DF昌子源(24)が1月31日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初制覇を宣言した。都内で行われたユニホームの胸スポンサーで住宅設備メーカーLIXIL(リクシル)の優勝報告会で、同社社員らを前に言及。「昨季はJリーグと天皇杯の2冠をとることが出来ましたが、毎年3冠を目指してやっているので悔しさもある。今季は鹿島が唯一とっていないACLをとって、また優勝報告会に出たい」。霞ケ関の高層オフィスビル前で、高い目標達成を約束した。

 毎年恒例の“一発芸”は、J2山形から復帰したMF梅鉢が役割を担った。応援団風に「フレー、フレー」と、大声で同社と鹿島のエールで盛り上げた。報告会前には同社内を石井監督らスタッフや選手が訪れて交流。クラブW杯でPKも決めたMF土居が感謝の言葉を伝える場面もあった。若い女性社員からは「柴崎選手はいないんだ~」と残念がる声もあったが、11年入団の同期の昌子、梅鉢、土居が存在感を示し、終了後は今日1日に始まる合宿に備えて宮崎入りした。

 ACLでも「LIXIL」を胸に戦うことがすでに決定している。瀬戸社長も「社員が6万人いるので、理論的にはいつでもスタジアムを満員にできる」と社をあげたスタンドからの支援も約束。石井監督も「鹿島とLIXILの名前を世界にアピールしたい」と力強かった。【鎌田直秀】