サッカー元日本代表監督で、国際オリンピック委員会(IOC)委員を長年務め、日本サッカー協会会長として2002年の日韓W杯成功に貢献した岡野俊一郎氏が肺がんのため2日に亡くなっていたことが3日、分かった。85歳だった。東京生まれ。

 都立小石川高-東大文学部と進み、1955年に日本代表入り。61年にドイツへコーチ留学し、帰国後に日本代表コーチ。東京五輪ベスト8、メキシコ五輪銅メダルに貢献し、70年から72年まで代表監督。74年からはJOC(日本オリンピック委員会)委員、90年からはIOC(国際オリンピック委員会)委員を務めた。

 98年に日本サッカー協会会長、02年東アジアサッカー協会連盟初代会長就任。05年第1回日本サッカー殿堂入り。