鹿島アントラーズの「12戦9発男」FW鈴木優磨(20)が、18日のアウェー清水エスパルス戦(アイスタ)で今季リーグ戦初先発することが確実となった。

 17日、茨城・鹿嶋市内のグラウンドで前日練習。守備を中心とした連係確認では主力組でプレー。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では先発して結果を残しているだけに「(リーグ戦)初先発? そうか…。でも、やることは変わらない。ペドロ、いいよね。やりやすい。2人でのパス交換が多くなっていければいい」と話し、FWペドロ・ジュニオール(30)との2トップでの得点量産に期待が高まる。

 一昨年のJリーグ開幕戦では清水とのアウェー戦で1-3と敗れて、スタートダッシュに失敗した苦い思いもある。鈴木は1年でJ1復帰した清水に対し「若いし、勢いがある。早い時間帯に点がとれたら優位に進められる。乗ってきたらやっかい。早めにたたかないと」と警戒した。

 だが、日本代表ハリルホジッチ監督の御前試合で2戦連続決勝弾を決めた20歳の勢いは負けていない。今季の対外試合出場12戦9発の決定力を継続し、日本代表入りへのアピールするつもりだ。【鎌田直秀】