鹿島アントラーズが終盤の11分間の逆転劇で、勝利を挙げた。清水エスパルスに2失点を許したが、試合終盤にドラマが待っていた。

 後半29分、FKから日本代表DF植田直通(22)がヘディングで決めて1点を返した。同34分には、先発出場したFW鈴木優磨(20)がヘディングで、同40分には途中出場したFW金崎夢生(28)がショートコーナーから右足で決めて逆転に成功。選手たちはベンチに駆け寄り、歓喜を分かち合っていた。

 石井正忠監督(50)は「まず勝ち点3が取れてほっとしています。選手たちが最後まで戦ってくれて逆転はできましたが、こういう戦い方は避けなければいけない」と振り返った。