ジュビロ磐田はアウェーで横浜F・マリノスに敗れ、今季初の連勝を逃した。1点を追う前半34分、MF中村俊輔(38)の左CKのこぼれ球からDF大井健太郎(32)が左足で決めて同点とした。さらに、後半10分からMFアダイウトン(26)を投入して流れをつかんだ。しかし、ゴール前での精彩を欠き無得点。すると、同28分に決勝点を許して力尽きた。

 古巣との初対戦を勝利で飾れなかった中村俊は、悔しさをにじませながらも「少しずつだけど、チームは良くなっている」と一定の手応えを口にした。名波浩監督(44)も「今日の試合は昨年の2試合と比べて、マリノスに対して『やれる』という自信が、僕自身は持てたゲームだった。残念ながら結果は出なかったけど、また次節以降、出直してやっていきたいと思います」と顔を上げた。