鹿島アントラーズが敵地で広州恒大に0-1で敗れた。

 負傷者続出により、ボランチが本職のMF三竿健斗(21)をセンターバック初起用。DF昌子源(24)との新コンビで体を張り、前半21分にはMF永木亮太(28)のCKを頭で合わせてゴールを脅かす場面もあった。

 GKクォン・スンテ(32)も序盤から好セーブを連発した。

 同19分にはMFアランとの1対1を防ぎ、後半25分にはDF張のヘディングシュートを片手で封じた。

 だが、同30分、CKからMFパウリーニョに右足で押し込まれて失点。攻撃陣もFW金崎夢生(28)が積極的にシュートを放つも、アウェーゴールを挙げることは出来なかった。

 08年には8強も、当時は決勝トーナメント(T)初戦が準々決勝だった。これで、決勝Tに限れば6戦未勝利。

 石井正忠監督(50)は「最低でも勝ち点を取りたかったが、それができずに残念だ。ただ、まだ前半が終わっただけ。ホームでの次につながる内容だった」と前を向く。

 負傷中のDF植田、町田、MFレオ・シルバ、遠藤、DF西に加え、この日先発したFW金森とDF伊東も足を痛めて途中交代。

 カシマスタジアムでの第2戦では1-0なら延長戦、90分で準決勝進出を決めるには2点差以上での勝利が必要となった。