<ナビスコ杯:神戸1-0浦和>◇A組◇第1節◇20日◇埼玉

 浦和のサポーターが試合後、ホーム側のゴール裏に居残り、クラブ幹部へ怒りをぶつけた。スタンドには「フロント、GM(ゼネラルマネジャー)の無能にはあきれるばかり。監督を切ってそれでOKか?」などと書いた抗議の横断幕を掲出。対応した藤口光紀社長、中村修三GMらを「アジアを取って(昨季アジア・チャンピオンズリーグで優勝して、クラブW杯で)世界3位になって満足してないか」などと批判し、ホルガー・オジェック前監督を開幕2試合で解任するまでの経緯などについても問い詰めた。

 浦和サポーターによるクラブに対する大規模な抗議は2005年以来。藤口社長は「言い訳はしない。これから前を向いて一丸となってやっていく。サポーターの『愛情』はありがたかった」と神妙な表情で話していた。