日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長(54)は10日、J1、J2の試合割り当てから外していたスペシャルレフェリーの家本政明国際主審(35)を15日のJ2第20節から復帰させる、と発表した。同主審は3月1日のゼロックススーパー杯鹿島-広島戦で警告、退場を乱発するなど試合をコントロールできなかったとして、J1、J2の試合割り当てから外されていた。

 審判委員会では3カ月半にわたって国際大会や国内のJサテライトリーグや練習試合で笛を吹かせるなどして研修を積ませた結果「立ち直ってきた」(同委員長)と判断。J2への復帰を決めた。

 同委員長はJ1復帰の時期について明言しなかったが、J2数試合のパフォーマンスをチェックした上で、検討することにしているという。