Jリーグの「秋開幕、翌春閉幕」(秋春)シーズン制移行に反対する署名活動を行っている有志サポーターらが25日、新潟市内で署名の集計作業を行い、約5万4000人分が集まったとの結果を出した。署名は2月末に日本サッカー協会(東京・本郷)に持参するという。

 新潟のサポーターで「冬開催に反対するJリーグサポーター有志の会」代表の山田剛弘さん(34)が呼び掛け、各地のサポーターが試合会場などで昨年11月から署名活動を行ってきた。雪の多い札幌や山形のほか、大分など豪雪地以外からも郵送で同会に署名が届いた。

 集計を終えた山田さんは「全国に同じ思いの人がいることが分かった」と話した。

 日本サッカー協会は今年前半にも移行についての方向性を打ち出す方針だが、当初予定の2010年実施は反対意見が多く、実現の見通しは立っていない。