浦和のフォルカー・フィンケ監督が、Jリーグでは異例の練習方法を導入した。チームは26日、さいたま市内の練習場で、ナビスコ杯予選リーグ新潟戦(30日、埼玉)へ向けて試合形式の練習などで調整。ハーフコートでの8対8のミニゲームでは、最終ラインのDF4人が腰にロープを巻いて「数珠つなぎ」となってプレーした。

 相手に自陣の両サイドを深くえぐられた際、サイドバックだけが離れて追うのではなく、4バック全体がスライドして対処するためのトレーニング。フィンケ監督は「欧州ではさまざまなクラブが行っているし、育成部門でもよくやっています。大切なのは、選手と選手の距離感。ロープを使うことで、もし1人の選手が離れすぎた場合、体で感じることができる」と目的を説明した。