Jリーグは15日の理事会で、規約違反があった広島に制裁金1000万円を科した。

 広島は6月3日のヤマザキナビスコ杯の大分戦で先発メンバーを大幅に入れ替え、11人中10人がJリーグ規約第42条が定めた「最強チームによる試合参加」の基準を満たしていなかったと判断した。いわゆる「ベストメンバー規定」で制裁が科されるのは初。

 一方、事前に広島側が規約第42条の解釈についてリーグ側に問い合わせた際、リーグ担当者が不明瞭(めいりょう)な回答を行ったことも判明。その責任を取り、鬼武チェアマンにけん責、羽生事務局長と担当者3人に戒告のほか、いずれも減給1カ月の処分を科した。

 広島は制裁処分を受け、本谷社長ら3人を1カ月減給の懲戒とした。