磐田を戦力外となり、J2札幌への入団が決まった元日本代表FW中山雅史(42)が24日、札幌市内で記者会見し「少しでもうまくなりたいという気持ちは色あせていない。J1を目指す中で、戦力になれたら」と抱負を述べた。

 中山は今季、磐田でJ1最年長出場記録を更新したが、リーグ戦はこの1試合出場にとどまった。複数のクラブから獲得の打診を受けた中、「充実した施設と医療体制が一番大事だと思った」という理由で、札幌を選んだという。

 1990年に前身のヤマハ発動機入りして以降、中山は磐田一筋でプレー。98、2000年に得点王になるなどJ1歴代最多の通算157点を挙げた。日本代表としてはW杯に2度出場し、98年フランス大会のジャマイカ戦では日本のW杯初ゴールをマークした。