横浜の日本代表DF中沢佑二が25日に32歳の誕生日を迎え、「ベテランの味」返上を訴えた。横浜市内の専用グラウンドで全体練習に参加後、チームメートから水風船を使った手荒い祝福を受けた。サッカー界では30代は「ベテラン」として扱われ、その豊富な経験から、プレーも「ベテランの味」などと評されることが多い。中沢は「『ベテランの味』ではないところで勝負していきたい。その言葉で片付けられないようなプレーをしたい」と話した。

 30代に入ってから取り組んだフィジカルトレーニングで瞬発系のスピードが速まるなど、身体能力の向上を実感。「トレーニングすれば技術も肉体も、まだまだ伸びしろがあると思っています」。体のケアを優先し、練習量を抑える選手もいるが「僕は常にがむしゃらにやっていかないといけないタイプの選手」と、日常の練習にも全力で取り組む姿勢を続けていくことを強調した。