左第5中足骨骨折で離脱している川崎FのDF井川祐輔(27)が29日、スパイクを履いてのランニングを開始した。川崎市内・麻生グラウンドで50メートルのインターバル走など約1時間負荷をかけた。「やっぱり気持ち良かった。痛みもない」と練習後は笑顔。ナビスコ杯準決勝第1戦のため磐田へ遠征中の仲間に対して「しっかり勝ってもらわんと…」と念を送った。決勝が行われるのは11月3日。昨年は決勝で破れている大会だけにかける思いは大きい。「11月3日というのは復帰へひとつの目標」と決意。境トレーナーからは「2、3日中にボールを使って、早ければ来週中旬にはチームに合流」と明るい見通しも明かされた。ムードメーカーであり、DF陣の要である選手会長が、復活へピッチを上げ始めた。