<J1:東京1-0名古屋>◇第32節◇23日◇豊田ス

 リーグ覇者の名古屋がホームで残留争いする東京に勝ち点3をプレゼントした。前半27分に東京FW大黒将志(30)に見事なループシュートを決められ、先制を許す。後半にはケガから復帰したDF田中マルクス闘莉王(29)を前線に上げ猛攻を仕掛けたが、17本のシュートは空砲。完封負けした。

 前半終了間際には、東京DF森重真人(23)の接触プレーに闘莉王が激高。もみ合いになる場面もあり、ドラガン・ストイコビッチ監督(45)もエキサイト。同監督は将来のある森重に対し「とても汚いプレーをする。彼は(前所属の)大分の時からずっとそうだった。もっと相手をリスペクトする責任がある。そういう姿勢を学ぶべきだ」と“教育的指導”を口にした。