<J2:町田0-1甲府>◇第23節◇8日◇町田
町田はホームで甲府に破れ、12戦白星なしとなった。立ち上がりから動きの堅い町田は、甲府のプレッシャーにボールを前線運べず、ミスやショートカウンターから何度もピンチを迎える。13試合ぶりに、けがから復帰したセンターバックの薗田淳が好プレーを見せていたが、前半16分、甲府FWダビに左足で豪快に先制点を決められた。
町田は徐々に落ち着きを取り戻し、後半はボールを保持する時間が長くなった。カウンター狙いの甲府とともに、互いに好機をつくった。後半17分には、MF北井佑季のシュートが相手に当たったように見え、副審はハンドのジェスチャー。町田のPKかと思われたが、甲府の猛抗議で取り消された。後半26分には混戦からFW平本一樹の前にボールがこぼれ、GKと1対1になったが、右足シュートは大きく左に外れてしまう。
なんとしても勝利のほしい町田は、残り時間が少なくなるにつれ、攻撃の姿勢を強めていく。後半29分に薗田に代わり、DF戸田和幸が出場。今季加入した地元出身の元日本代表選手の初出場に会場は大きく沸いた。後半38分には、けがで戦列を離れていたエースのFW勝又慶典が、平本に代わり12試合ぶりの出場。勝又が相手の裏に抜き出る動き出しとスピードが持ち味を発揮し、攻撃はさらに活性化。甲府をゴール前にくぎづけするが得点は奪えない。ロスタイムには戸田のクロスをMF太田康介がヘディングでシュートしたが、ポストにはじかれ、無得点のまま敗れた。
依然最下位の町田だが、薗田、勝又が負傷から戻ったことは明るい兆し。初出場の戸田もベテランらしい動きでチームにカツを入れた。相手にリードされていながらもボールまわしに終始していたこれまでとは違う終盤の猛攻に、スタンドからは敗戦にもかかわらず暖かい拍手が送られていた。
町田・アルディレス監督
我々は立ち上がりから何かを恐れていた。前半20分までは相手の試合。後半は自分たちの方が上回ることができた。総合的に見て、選手たちのパフォーマンスには喜んでいます。
(取り消されたPKについては)明確なPKだったといえる。残念な判定だった。リーグも後半だが、我々には1度もPKが与えられていない。もっと抗議した方がよかったのでしょうか。それは冗談ですが。
後半はポジティブなプレーができた。私が目指している、ボールを大事にしながらゴールに近づいて危険なプレーをすることができた。立ち上がりにうまくいかなかったのは精神的なものではない。いまのところ心理学者は必要ない。自信を持ってプレーすることに尽きる。成長するためにはチャレンジしなければならない、と選手にはいっている。
甲府・城福監督
勝ち点3がマストなゲーム。最低限の目標が達成できて良かった。今の相手の順位がどうであれ、最後の5分10分はどうなるかわからなかった。前半からあれだけ決定機がありながら2点目を決められなかったのが大きな課題。80分までの試合では負けるわけがない内容。相手にボールをもたせてカウンターを狙っていた。
町田のポゼッションは研究していたが、我々はいい守備からカウンターを狙うチームを目指しているので、特別に町田対応にしていたわけではない。少し急ぎすぎたところはあったので、ショートカウンターにするのか、やり直すかの判断は、もっと経験が必要です。




